GMAT 学習が留学中の英語生活に大いに貢献

GMAT 講師の中山です。

現在、米国の某州立大学Executive MBAプログラムに留学中の方から近況のご報告を頂きました。GMAT 試験対策が留学後の英語力の向上に大いに役立ったとのコメントを頂きましたので、ご紹介します。(ご本人から公開のご承諾をいただいています)

留学中に純粋に英語の実力確認のため GMAT 模擬試験を受験されたというご報告は、20年にわたる私の講師経験の中でも初めてかもしれません。(笑)

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大変ご無沙汰いたしております。一年ほど前GMATの講座でお世話になりました○○です。覚えていらっしゃるでしょうか。

昨年末、○○ EMBA に合格し、今年の3月より○○に留学しております。

GMATに関しましては大変お世話になりました。結局、三回受験した時点で600を超えることができず(むしろスコアは下がり続けました)、スケジュール的にも精神的にもかなり煮詰まってしまい、より過去のキャリアを活かせる道を探った結果、ミッドキャリア向けのMBAプログラムに落ち着きました。

そういう訳で、結局GMATでは目標点に到達しなかったのですが、先生に教えて頂いたことは思わぬ点でとても効果がありました。まず、TOEFLのReadingとWritingです。GMAT講座受講後にTOEFLをぶっつけで受験したのですが、Readingについては満点、Writingについても27まで上昇し、一回でRequirementをパスすることができました。GMATの難解なRCを経験していたこと、また、Verbalの授業で文法を徹底的に基礎から学習し直したことで、文章の表現の幅が大きく広がったことが要因と思います。

また、先日まで大学の語学コースにも参加していたのですが、ここでもGMATの学習で培った英文法の知識が大いに役に立ち、Outstanding Student Awardを受賞するとともに、特にWritingのクラスでは数十か国、数百人の生徒が集う中で首席を獲得することができました。これまでWritingは自分にとって苦手分野だったのですが、英語表現の幅が大きく広がったことで、今は英文を書くことを楽しく思えるまでになりました。

ただ、GMATについてはずっと自分の中で挫折経験として心に引っかかっておりました(30代後半という年齢的な制約もあり、トップ校を目指していた訳ではありませんでしたので、今の選択に後悔はないのですが)。そこで、今回改めて一年振りにGMAT Prepに挑戦してみましたところ、Verbal 31という結果が出ました。必死に勉強していた一年前には決して取ることができなかったスコアです。

以前、先生から知識の定着には一定の時間がかかる、というアドバイスを頂きましたが、まさにその通りだったのだな、と今更ながら実感した次第です。自分の中で具体的に何かが変わったという意識はないのですが、以前よりはるかに問題が「見える」ように感じました(勿論、プレッシャーを感じなくて済んだという点も大きいかと思いますが)。本番で結果を出せなかったことは今以って残念ではあるのですが、これでようやくGMATの呪縛から卒業できたような気がします。

GMATの学習は単にGMATだけのものではなく、本当の意味で英語力を底上げするものだったと感じており、先生には大変感謝しております。また、今現在GMATのスコアが伸び悩んでいる方も、教えられたことをきちんと身に着けて行けば、時間はかかろうともいつかきっと物になるということを知って頂ければと思いメールを差し上げた次第です。

残念ながら試験は結果が全てですので、GMATにおいて私は決して出来の良い生徒であったと言うことはできないのですが、今後GMATに挑まれる後進の方々へ少しでも参考になればと思います。

ありがとうございました。

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