GMAT / EA 試験会場のメモについて

GMAT 講師の中山です。

今回は、GMAT 試験会場で使用される筆記用具(ペンとメモ用紙)と試験中のメモの取り方について紹介します。

GMAT では全科目でメモや計算ができることになっていますが、GMAT 試験会場には自分の筆記用具を持ち込むことはできず、会場に用意されているペンとプラスチックのボード(スクラッチ・パッド)にメモや計算を書き込むことになります。

メモ用のペンとボードは、以下のようなものです。

GMAT ペンと計算メモ用紙

上の写真は、受講生の方が以下のページから購入した商品を撮影させていただいたものです。試験会場の実物と見た目は同じですが、本物ではありません。大きさ、色、質感などは実物とほぼ同じですが、色については、実際の試験ではなぜか黄色の場合と白色の場合があります。

Manhattan GMAT Test Simulation Booklet w/ Marker

両面に書ける5枚つづり10ページで、足りなくなった場合は試験官に頼めば何枚でも追加してもらうことができます。私個人的には、IR と Math の計算には5~6ページくらい、Verbalの出題内容のメモには1ページ使用する程度なので大体半分くらい余り、追加をもらったことはありません。

黄色い背景に方眼が入っているので、計算などは大きな字ではっきり書かないと見間違えてしまうことがあるため注意が必要です。

水性ペンでホワイトボードのような書き味のラミネートされたプラスチックボードに書くことになるわけですが、受験者が文字を消すことはできません。(試験官が流し場で石鹸を使ってゴシゴシと洗っているのを目撃したことがあります。)また、書いてすぐに触ると、手が汚れます。

GMAT の IR や Quantitative セクションでは、ほとんど全員の受験者がこのペンとノートパッドを使用すると思いますが、Verbal セクションでは、メモをするかどうかは人によって好みが分かれるようです。

私自身は、Verbalセクションでは問題傾向やカテゴリー毎の問題数等をメモする以外の用途ではメモ用紙はほとんど使ったことがありません。問題を解く際には、画面上の選択肢を両手の指で押さえながら選択肢を絞っています。

一方、受験者の中には、最初からメモパッドに 問題番号やA, B, C, D, E の記号を書いておき、問題を解きながら、A×、B△、C、D△、E×、などとメモをして欠点がない(C)を選択する、というような使い方をする方も多いようです。

Reading や CR 問題を解く際にも、私自身はメモをせずに文章内容を一時記憶をしながら読むのが好みですが、手を動かしながらの方が頭に残りやすいという方も多いです。

特に Verbal に関しては、普段の練習でメモを取りながら解く方法とメモをしない方法とを試してみて、自分に合ったやり方で臨むのがベストなのではないでしょうか。

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