調子が悪いとき・疲れているときのGMAT勉強法

GMAT 講師の中山です。

最近、不覚にも風邪をひいてしまい、授業中も声がかすれて出なくなることがあり、ちょっと大変でした。先日の個別レッスンでは、翌日にGMAT試験 という方だったので、風邪をうつさないようにマスクをしながら小さな声で授業をしたのですが、最後の方には咳も続いて声も枯れてしまい、「明日の試験で は、、、SCでは、ゴホッ、、、お、落ち着いて、ゲホン、、選択肢の、、、ゴホッゴホッ、、、す、す、、、すべての違いを比較して。。。」と、弟子に遺言 を言い残す師匠のようになってしまいました。
まだまだ寒い日が続きますので、皆さんもぜひ体調管理には注意してください。

さて、本題の『調子が悪いとき・疲れているときのGMAT勉強法』です。

GMAT Verbalは、疲れている時でも無理やり「1日10問」などと決めて、とにかく問題を解く、という勉強をしてしまうと、勉強すればするほど実力が落ちてしまうこともよくある怖い科目です。

疲れている時に問題を解くと、どうしても小手先のテクニックや表層的な知識だけを使って問題を解く習慣がついてしまいがちです。

したがって、少し「ひねり」が入った一定レベル以上の難問になると間違えてしまい、「正解率が6~7割のあいだを変動するだけで、それ以上伸びない」というような『壁』にぶつかってしまうわけです。

そこで、お奨めしたいのは、疲れている時・調子が悪いときと調子が良いときとで勉強する科目を分けるという学習法です。

たとえば、以下のような方法はいかがでしょうか。

■ 調子が良いとき

・苦手科目を長時間、集中して学習する。 → 長時間集中して学習することで、一気に深い理解に到達することができます。

・実戦形式の訓練を多く取り入れる。 → 模擬試験を受けるのも頭がすっきり冴えているときがお奨めです。

■ 調子が悪いとき・疲れているとき

・「暗記もの」を中心に学習する。 → 『睡眠学習』というものが一時期ブームになったこともありましたが、疲れているときや眠いときでも頭が冴え ているときでも、暗記の効率は大きく変わらないことも多いものです。イディオムや単語など、大量に暗記する必要があるものに関しては、多少疲れているとき の時間を利用するのが一番だと思います。

・得意な科目を集中して訓練する。 → 試験で少し集中力が鈍った場合でも実力を発揮できるように、多少のハンディキャップがある状態で得意科目の訓練をしておくのに疲れているときは絶好のチャンスとも言えます。

・繰り返し同じ問題を学習する。 → 頭が冴えているときは同じ問題を何度も繰り返し復習する気にはなれないことも多いと思います。疲れているときや調子が悪いときは、単純作業的に同じ問題を徹底的に復習し、パターンを体で覚えてしまうというのも1つの方法です。

・問題パターンのカード化や情報の一元化など、事務的な作業を行う。 → 時間がかかる単純作業は、疲れているときにまとめて片付けてしまいましょう。