「Executive Assessment は GMAT よりも簡単」という噂を耳にしましたが、本当ですか?
はい、本当です。EA が GMAT よりも易しく感じる原因としては、下記の理由があります。
Executive Assessment (EA) が GMAT よりも易しい理由
Computer-Adaptive ではない
受験者のレベルに合わせて問題の難易度が変動する GMAT とは異なり、EA では前半・後半それぞれのセットの中では問題レベルが変動しません。
特に前半では、最も易しいレベルの問題から最も難しいレベルの問題まで出会うため、平均以上の実力がある人にとっては半分以上の問題を簡単だと感じるはずです。
また、Math では多くの日本人の方が満点近く取れる実力であるため、常に受験者のレベルに合った問題が出題されるGMATとは異なり、Computer-Adaptiveではない EA では、ほとんどの問題を易しく感じるはずです。
問題をスキップしたり戻ったりすることができる
EA は前半・後半それぞれのセクション内では自由に前後の問題に行き来できるため、難しい問題をスキップしたり、易しい問題を先に解いた後に難しい問題に戻ったりすることができます。
GMATではそれができないため、「難問に多くの時間を費やしたものの結局最後までわからなかった」ということも頻繁に起こり得ます。
試験時間が GMAT よりはるかに短い
試験時間が GMAT 約2時間半(休憩含む)であるのに対して、EA は約1時間半であるため、スタミナと集中力の維持がしやすいです。
ただし休憩時間はなく、1時間半を通して問題を解くという点では瞬発力的な集中力が要求される試験であると言えます。
合格基準点が比較的低い
GMAT と比較すると EA ではトップ・ビジネススクールでも合格基準点が比較的甘いため、プレッシャーが GMAT よりもはるかに低くなる傾向があります。
GMAT ほど勉強に時間をかけていない受験者が多い
GMAT 受験者層は試験対策に非常に多くの時間を費やしているケースが多く、かつ、試験が得意な人が集まりやすい一方、Executive MBA 出願のための試験である EA では試験勉強にそれほど時間を費やせていない受験者層になる傾向があるため、EA スコアをGMATスコアにパーセンタイルで換算した場合、特に GMAT 650点以下のレンジでは EA の方がスコアが甘く出る傾向があります。
GMAT でなかなか目標スコアが出ないという方が EA を受験すると、Percentile に基づいた GMAT / EA スコア換算表では、それまでの GMAT スコアをはるかに超えるケースがほとんどです。
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