Executive Assessment 試験概要
Executive Assessmentとは、Executive MBA (EMBA) プログラムや一部のMBA入学審査において出願者の英語力・数学力・統合推理力を測定するための試験です。
GMAT試験運営団体であるGMACが開発した試験であり、GMATよりも時間を短縮されて出題されます。
GMATと出題される問題はほぼ同じものですが、受験者のレベルによって1問ずつ問題の難易度が変動するGMATとは異なり、前半のパフォーマンスによって後半の問題セットが変わる multi-stage adaptive 方式が採用されています。
休憩時間もなく試験前後のアンケートなども簡略化されているため、試験会場に入ってから出るまで2時間もかからない、いわば「ミニGMAT試験」と呼べるような試験内容になっています。
スコア
総合: 100~200点(と公表されていますが、実際は 174点が最高点)
IR / Verbal / Quantitative: 0~20点(と公表されていますが、実際には18点が最高点)
採点の仕組み: トータルスコア = 120 + IR + Verbal + Quantitative
(例)IR 14, V 10, Q 18点の場合: 120 + 14 + 10 + 18 = 162点
合格基準スコア: 150〜155点
EAスコアを審査に採用するスクール: 出願審査でExecutive Assessment のスコアを受け入れているMBAプログラムおよびビジネススクールは、以下のページで公表されています。
試験内容
科目と問題数: Integrated Reasoning 12問、Verbal / Quantitative 各14問
時間: Tutorial 12分、各科目30分×3=90分(休憩なし)
試験手続き
申込み方法: GMAC公式サイトでアカウント作成後、受験予約
受験料: 350ドル(税抜き)
試験会場: 東京・大阪
試験日程: ほぼ毎日実施(月によって、また会場によって異なる)
受験制限: 一生に4回まで(会場試験2回、オンライン試験2回)。試験終了後、24時間経過すれば再受験可。
試験日程変更ルール:
- 受験48時間前までの日時変更は無料
- 試験開始24時間前までにキャンセルした場合は250ドル返金
- 試験開始24時間前以降のキャンセルは全額没収
サンプル問題は、以下のページで公開されています。
GMATとの相違点
- GMAT のようなComputer Adaptive Testではなく、multi-stage adaptive方式が採用されています。前半で全受験者が同じ問題セットに解答し、その結果次第で後半の問題セットが決まります。
- 前半・後半ごとに自由に問題をスキップしたり、前の問題に戻ったりできます。
- 試験室内に出入りする際の静脈認証はありません。(パスポート提示のみ)
- 受験回数(合計4回)は会場とオンラインとの合算ではなく、オンライン2回、会場2回と、それぞれ独立してカウントされます。
- Verbal セクションで Sentence Correction という文法問題が出題されます。
Executive Assessment 公式サイト