
GMAT 試験では受験前にスコアを送付するビジネス・スクールを選択して、スコアが悪かったらキャンセルすると聞いたことがあるのですが、最近はルールが変わったという情報もあり、実際はどうなのでしょうか?

2024年になってからは、スコアを送付するスクールは受験後に選択することになっています。
スコアの「キャンセル」は不可(というより不要)になりました。
以下にスコア送付のルールをまとめておきます。
GMAT スコアをビジネススクールに送付する場合のルール
正式スコアが出た後、48 時間以内なら 5 校まで無料で送付可能
受験後、通常3〜5日以内(最大20日以内)に正式スコアレポートの通知メールが届きます。
正式スコアレポート発行後、48 時間以内であれば 5 校まで無料でスクールにスコアを送付することができます。
以前は、スクールを選択すると自動的に過去のスコアが全てそのスクールに送られるシステムになっていましたが、現在では送付したい1回分の試験のスコアだけが送られ、過去のスコアがスクールに送付されることはありません。
48時間経過後にスコアを送付する場合は 1 校あたり35ドル
一般に目標を上回るような高得点が出れば迷わずスクールにスコアを送付しますが、たとえば、合格点ギリギリのスコアだったような場合、すぐにスクールに送付するのは躊躇われるかもしれません。
そのような時は、いったんスコアを送付せずに保留しておき、後からいつでも送りたい時に35ドル追加料金を払ってスコアをスクールに送付することができます。(受験データは5年間残ります。)
また、48時間以内に5校以上スコア送付したい場合も、1校あたり35ドル支払うことになります。
「微妙なスコア」はスクールに送るべきではない?
もし合格点ギリギリの「微妙なスコア」や、合格基準点を下回るようなをスコアをスクールに送付してしまったら、出願審査において不利になるでしょうか?
結論から言えば、その後にもっと高いスコアを取れば、高い方のスコアを出願フォームに記入し、そのベスト・スコアが審査に採用されますので、全く問題ありません。
したがいまして、「48時間以内は5校まで無料」というルールを最大限に活用し、そのスコアで合格者が出ているスクールには迷わず48時間以内にスコアを送付しておくのがよいのではないでしょうか。
ただ、そうは言っても気持ち的に「ベストでないスコアは、スクールに知られたくない」という場合は、前述の通りスコア送付は保留しておき、1校あたり35ドル支払って後から送るということになります。
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