GMAT講師の中山です。
現在では一生に8回しか受験できないGMATですが、受験回数制限がなかった頃は、私は1〜2年に1回くらいのペースでGMAT本試験を受験していました。
GMAT試験会場の設備や状況は、時折、微妙に変化していますが、大まかな流れは昔からずっと変わりません。
今回の記事では、2023年11月末に開始した GMAT Focus を前提に受験当日の流れについて紹介したいと思います。
GMATの日本での受験会場は、2024年3月現在、東京、大阪、福岡の合計3か所です。
会場に入ってから受験までの流れは、以下の通りです。
- 受付時にパスポートを提出し、顔写真撮影、手のひら静脈認証、規約を読んだ後デジタル署名を行います。
- GMAT試験会場では、受付を済ませた後は教材を参照することができません。私物はすべてロッカーに保管することになっています。
- 10人程度が受験できる会場ではGMAT以外にIT試験なども同時に実施されていることもありますが、気になるような物音はなく、非常に静かです。
- 持ち物は、腕時計、ハンカチ、ティッシュなども含めて、ポケットの中の物もすべて待合室のロッカーに収納しなければなりません。予備の上着は、会場に持ち込んで椅子に掛けておくことができます。また、ティッシュは入室前に試験官から必要な枚数をもらうことができます。
- 飲食物をロッカーの中に入れておき、休憩時間中に取り出して食べたり飲んだりすることはできますが、飲食物はロッカーの中のカバンの外に出しておくように指示されます。
- あらかじめ机の上にヘッドフォン・タイプの高性能の防音器具が用意されていますが、使い捨て型の耳栓をもらうこともできます。使い捨て耳栓は、試験後に持ち帰ることができます。
- 試験中は、天井の監視カメラで終始ビデオ撮影され、音声も録音されています。
- 科目間の休憩は10分間1回で、時間内に戻らない場合でも、10分経過後、自動的に次の科目が開始されます。
- 受験後、mba.com の My Account で、スコアを送付するビジネススクールを選択します。もちろん、不本意なスコアだった場合はスクールに送付する必要はありません。
以上、GMAT試験会場について、これから受験する方の参考になりそうな内容を紹介しました。
ご不明な点がありましたら、お気軽に中山までお知らせください。
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