GMAT学習体験談 (初回受験で770点: Uさん)

最近頂いた学習体験談をこのブログでいくつか紹介してきましたが、「古いものでもよいので、GMAT攻略に成功した方々の体験談をもっと読みたい」というリクエストがありましたので、少しずつ紹介していきたいと思います。

今回は、数年前に770点を達成された方から頂いたGMAT学習体験談をご紹介します。(公開のご承諾をいただいています。)

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advanced practiceはあと1回残っていますが、

本試験を1回受験してきましたのでご報告致します。

Q51 V45 770でした。

実は、770はちょうど目標スコアでした。

(余り数字に意味はないのですが、運が良さそうなので)

前回のadvanced practiceの授業で「GMATのスコアは衛生要因」

というお話させて頂きました。合否にはほとんど関係無いとは言え、

やり残しがあるままアプリケーションを出すのは納得いかないので、

高めに設定してた目標も越えて一安心しました。

AWAの結果が良ければ、GMATは一回で終了できそうです。

(まだAWAの結果が出ませんので、次回のadvanced practiceも

受けさせて頂きます)

1回で目標スコアが出せたのは、先生の授業のおかげです。

本当にありがとうございます。

あまり自分の体験談を書いても参考にならないかもしれませんが、

皆様も書いてらっしゃるようなので、何かのために書かせて頂きます。

日記のように長くなってしまいましたが、

お手すきの際にでもご覧ください。

~~~以下体験談~~~

【勉強の期間、方法等】

本格的にGMATの勉強を開始したのは3月15日からです。

TOEFLの最終回を3月15日に受験し、一気にGMATに移行しました。

もっとも、2月の頭からストラテジー授業を受けていたので、

週に1回とはいえGMATに割く時間がありました。

このおかげで、すんなりとGMATの勉強を開始できました。

それ以来、棚卸しのカウンセリング等はしたものの、

MBA受験にかけられる時間の9割以上はGMAT対策をしました。

やった内容は、ストラテジー授業の復習のみです。(OG、WhiteBook含む)

加えて、GMATprepを数回行いました。また、通勤電車の中では毎日、いや、

2日に1回くらい、単語集をやりました。旺文社の3800のレベル4まで、

大まかに覚えました。

(決して使えるレベルではありません、読んで分かる程度)

Quantは得意なので、verbalに飽きたら息抜きにやるようにしていました。

Quantについては、あまり苦労はしませんでした。

が、スコアが50と51とでは、トータルで10~20点は違うようなので

特にDataSufficiencyは注意深くやるように気をつけました。

prepについては、大切に使おうと思っていたのですが、ストラテジーマニュアルの

復習も終盤の3月終わりに「そろそろ解いたらいけるのでは」と邪な考えを出して

一通り解いてみました。

結果はQ51、V32の700点。目標の770には遠く及ばず

各分野の正解率も

RC:12/14 CR:6/11 SC:5/16 と、SCが特にひどい内容でした。

それから3週間は、毎日3時頃まで勉強、週末も1日中GMATで潰すという

スケジュールでした。WhiteBookを重点的にやり込みました。

受験3日前の4月19日、prepでQ51 V41 760 となんとか目標に近づきました。

正答率は

RC:13/14 CR:9/11 SC:12/16 相変わらずSCが低かったですが、

RCとCRにかなり自信が出てきたので、SCが6割程度の正答率でも

750は超えるだろうと、楽観的に考えるようにしました。

以下は、この期間の各セクションの勉強方法です。

【RC】

RCは、勉強開始時から正答率が8割程度だった事、

時間内で4パッセージを読みきれる程度の速読ができた事から、

これを維持しようと考えました。

主に過去問を解く事しかしていませんが、受験の数日前から、

授業でもお勧めがあった、過去問の精読をしました。

もっとも、読解力は一朝一夕に上がるものではないので、

始めるのが遅かったかなと思います。

後は、難単語をいくつか覚えると、RCに限っては

即効性があると思いました。

(これはTOEFLのリーディングセクションでも感じました)

【CR】

読解には自信があるので問題は読めるのに、勉強開始当初は正答率が

あまりよくありませんでした。過去問や解説ビデオを見る内に、設問はかなり

ピンポイントで問うているんだという事に気付きました。

この事は、中山先生が授業でよく書く、長い問題文の割りにかなり簡略化された

PremiseとConclusionの図に表れていると思います。例え本文が長くても、

問うているのはある1つの因果関係だけです。この事に気付いてからは、

かなり明快に答えが浮かび上がるようになりました。

先週のadvanced practiceの授業で扱った最後の2問のように、難問も中には

ありますが、解けない場合は総じて問題文を読めていない場合でした。

実際、私は授業中2問とも間違えましたが、解説の際、先生が日本語で

本文の状況を確認した後は、非常に簡単な問題に感じました。

ここでもやはり、最後は読解力が鍵になるのかなと感じました。

【SC】

結局最後まで、不安定さが消えなかったセクションです。

先日も、「norを使える場面を教えて下さい」と質問させて頂きましたが、

ノートを見返したらWhiteBookの演習中にまさにこのまとめが出てきていました。

知識の集積が足りなかったと感じています。

SCはとにかく、暗記科目みたいな側面があるので、

「norを使えるのは、neitherと一緒か、否定文の接続詞として」みたいなtipsを

まとめて、一気に覚えるべきだったと思っています。

本試験でも、one/you問題が出ました。一発の知識で落とせるので、してやったりと

感じた反面、おそらく同様なポイントが多々潜んでいて、まだまだ「一発の知識」が

無いばかりに無用な苦労をしてるのだと感じました。

あと、やはり、速読は必要と思いました。

「時制が違うので根拠を探していくと~」

「文法的にはエラーが無いので、後は意味をとる」

という場合、下線部の前後を読まなくてはなりません。

(そういう意味では、難易度45レベルの、読解問題的なパターンは

正答率が高かった気がします)

【3セクションのまとめ】

と、3セクションを通して「読解力」としか言ってない気がしますが、

verbalというだけあって、読めないとお話にならなさそうだというのが

率直な感想です。特にRCとCRは、読解力があればかなり高い

正解率を望めるセクションだと思いました。

GMATというと、どうしてもSCばかりが目立ちます。覚える事が一番多いので

(というか、SC以外には覚えるべき事はほぼ無いので)必然的にかける時間も

多くなりました。が、どちらかというと、読解力を付けてRCとCRで地固めをし、

SCの知識で最後の一押し、というパターンが私には合っていました。

(よって、正答率もRC>CR>SCの順です)

読解力は、Quantを解くにあたっても重要になると思います。

GMATの勉強開始前、agosのHPの模試を試しにやってみた所、

覚えていないくらいひどいスコアでしたが、

verbalの練習をしただけで、Quantが50まで伸びました。

以上、体験談でした。

日曜日は、最後の授業、よろしくお願い致します。

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